七十有余年の物語
なぜ、白寿庵の豆腐は、人の心を震わせるのか。
一級河川「旭川」の、
恵みの水で。
白寿庵は、真庭市を流れる一級河川「旭川」のほど近くに店を構えています。 豆腐づくりに使う水は、この旭川の井戸水。豊かな自然が育んだ水が、 白寿庵の豆腐・湯葉の味わいの土台になっています。
豆腐の白さに込めたのは、
「長生きしてほしい」という、父の願い。
今から33年ほど前、現店主が小学6年生だった頃。先代である父が 「豆腐は白い。ウチの豆腐を食べて長生きしてもらいたい。白寿とうふにする」と、 商品名とパッケージを一新しました。「白寿」とは、99歳の長寿を祝う言葉。 豆腐の白さに、お客様の健やかな長寿への願いを重ねたのです。
同じ頃、真庭市目木にある「版画の寺」毎来寺の住職・岩垣正道さんに、 新しいパッケージへ彫り込む一枚をお願いしました。ご本人が「版画」ではなく 「板画(ばんが)」と呼ぶその手仕事は、今も白寿庵の包装のひとつひとつに 息づいています。
安売り競争の逆風が、
新しい一歩を後押しした。
その2年後、現店主が中学2年生の頃。豆腐業界は安売り競争の時代に突入し、 価格競争についていけず、両親は廃業を考えるまでに追い込まれます。 そんな折、知人からかけられた「豆腐屋さんの豆腐料理店なんか面白いんじゃな〜い」 というひと言を真に受け、直営の豆腐料理店を併設することを決意しました。
あわせて屋号も「永田とうふ店」から「白寿庵」へ改めました。今後、代が変わり 誰が継いでも良いようにという想いを込め、長寿を意味する「白寿」に、 人が集う場所を意味する「庵」を重ねたのです。
職人が守り続けた伝統の味が、
世界的なガイドに掲載された瞬間。
『ミシュランガイド岡山2021』に掲載されました。 日々変わらず豆腐と向き合ってきた積み重ねが、客観的な評価として かたちになった出来事でした。